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ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ シーズン1のhoneymoonのレビュー・感想・評価

4.5
なんか恐竜系のモノが見たいな、という気分で軽く視聴。全然期待してなかったのに見事に裏切られる。

さすが制作に映画シリーズ版の監督が関わってるだけあって映像も内容もかなりしっかり作られてるジュラシックアニメ。
ジュラシックワールドの時に裏側で起きた出来事、と映画とリンクしている所もジュラシックワールドファンには「ああ、あの時のね!」と大変心躍る要素である(あとついでに主人公の恐竜オタクくんが「ここにグラント博士が居れば!」と叫ぶのでやたら名前だけ登場する博士)

映像が美しく、恐竜の動き方も違和感なく映画シリーズを彷彿とさせる(ᗷ級の恐竜映画にあるような不自然なCGじゃない)し、途中から1匹の子ども恐竜が行動を共にする事になるのだが、いちいち表情やしぐさがめちゃくちゃ可愛い。恐竜は敵という立場だけで描かれてない所もジュラシック・パークゥ!って感じ。

と、恐竜を題材とした作品において重要な恐竜レベル(?)も満足いく水準に達しているが、問題は登場キャラクターである。

見始めた当初はキャンプガイド二人に同情するほど子ども達がどいつもこいつも自分勝手で非協力的で一癖あるので、「一体誰が先に恐竜にヤラれるのか…?」とパニック映画によくある感じの【自分勝手なあまり先に死んじゃうヤラレ役】を想像しながらドキドキ視聴。(誰がどうなるかは、、、)

しかし、終盤になるにつれて「うわああ!みんな頑張って!超逃げて!」と画面の前で応援するぐらいに、命がけのサバイバルを経て子どもたちそれぞれがお互いや恐竜も思いやり、生き延びるために一致団結して成長していくので、キャラクターが生意気すぎて最初で退場しそうになっても、もうちょっと我慢して見続けてほしい。
ちゃんとそれぞれのキャラにスポットを当てて、彼らの事情や根っこにある気持ちを映し出し、視聴者は感情移入させられるのである。
個人的にブルックリンが仲直りの架け橋的存在になってて一番すき(最初ほんと自分勝手な分余計に)

というか、終わりの引きが上手すぎて一話見終わっても続きの展開が気になり次もすぐ視聴してしまい、気づけば第2、3シーズン…、とこんなにあっという間にイッキ見して徹夜したアニメは初めてかも。

とにかく、
ジュラシックワールドシリーズが好き、または恐竜系映画が好きな人は一度視聴してみてほしい作品である(その時はとりあえず1シーズン見ることをおすすめる)
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