仮面の大使

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールの仮面の大使のレビュー・感想・評価

4.3
 学園アニメの皮を被った戦争アニメ。

 プラント・クエタでの事件から2週間。スレッタは学園で、ミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。一方ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守っていた。二人や学園に降りかかる新たな困難。二人は呪いを断ち切ることができるのか…。 

 シーズン1に比べてシリアス度がめちゃくちゃ上がり、観るのがしんどくなることもあったけど、面白かった。

 決闘なんてお遊びだと言わんばかりの凄惨な命のやり取りが繰り返される。欲、復讐などが絡み合って戦争を起こす。それに巻き込まれ、そして解決策を模索する学生たち。現実に絶望しながらも、アーシアンとかスペーシアンとか越えて協力し合っていたのが印象的。

 スレッタが主人公になった。これが一番嬉しかったかも。正直シーズン1ではグエルに主人公の座を奪われていたけど、喪失からの覚醒で一気に主人公に。スレッタが心から応援できるキャラに変身してくれてよかった。

 他には強化人士5号のストーリーが結構好き。まさか彼のことが好きになるとは思いもよらなかった。

 時々こいつ誰だっけ?とかその単語何?とかなったり、関係性を見失うことがあったりしたのが残念(自分の問題だけど)。しっかり理解したうえで見たら更に楽しめただろうなぁ。

 

  
仮面の大使

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