スパイたちが主人公。スパイ養成学校が設立されたところから話が始まる。
戦時に活躍するという共通点はあるが軍人とは全く異なる気質、戦法、方針を持つスパイについていくつかのエピソードでうまく表現している。
みてるこちらも騙してきてハラハラできる。絵が綺麗でとにかくお洒落なスパイたち。
戦時に活躍すると書いたが、軍人は戦火の中活躍するがスパイはそうなってからでは遅く、戦争が始まる前に暗躍する存在。と言っていた。それゆえに孤独なのだ。と。
普通の人たちに紛れて、誰にも気づかれず、いや気づかせず、仕事をやり遂げなくてはならない。
完結している話が多いので続きを渇望してしまうというわけではないけどもう少しこの雰囲気、作品に浸っていたいと思い一気見してしまった。
スカッとする内容ばかりではないけど合理的に、かつスマートに暗躍する彼らを自然と応援してしまう。