triggerの面白いところだけをかいつまんでコンパクトにまとめた非常にお得な一作。1話7分という手軽さながら triggerに求めるものが全て詰まっている。
客観的な「普通」に縛られていた主人公に普通とは主観的なものであり自分で決めるからこそ価値のあると伝える11話は号泣モノ。敵の動機が「価値のあるものを盗みすぎて全く価値のないものに価値を見出すようになった」というのが非常に良い。しかし結局無価値なものを見下しており、真に無価値なもの、下賎なもの、異常なもの、むちゃくちゃの物の素晴らしさを理解していない。今作のクライマックスはそんな人たちの解放であり、一人一人が個人としてトリガーによって打ち出されるカタルシスが半端じゃない。今後も triggerは我々が日々感じる無価値な混沌を究極の熱意と興奮で描き続けていただきたい。
trigger作品のネタが多くまさにファン向けお祭りアニメとも捉えられるが triggerという会社が何を持ってわけわからない無茶苦茶なものを世に撃ち出し続けているのかがわかる trigger自己紹介アニメとしても優秀。
とりあえずこれだけは言わせてくれ。
9話マジでマジでマジでマジで射精もんじゃろ！！！！！！！！！！！！！
