あかの

三国志 Secret of Three Kingdomsのあかののレビュー・感想・評価

三国志 Secret of Three Kingdoms(2018年製作のドラマ)
3.4
比較対象として良く挙がる三国志 司馬懿 軍師連盟と比べると、軍師連盟が重厚な大河ドラマの趣なのに対して、三国機密は、献帝が早世をし、密かに司馬家で育てられていた双子の弟が入れ替わるという設定からして、非常に漫画チック。
中国ドラマに多く見られるラブ史劇のような側面もあり、そのせいか、キャストの顔面偏差値が異常に高い。
曹操もイケメンなら、郭嘉もイケメン。主人公の劉平を演ずるマー・ティエンユーは瀬戸康史系のイケメンだし、司馬懿を演ずるエルビス・ハンは市原隼人系のイケメンだなと思いながら観ていた。
この司馬懿、どう転んでも曹丕に仕えなさそうと思っていたら、そこも入れ替わりを上手く絡めていて、納得。
何のかんの言っても、司馬懿が1番の荊道を歩んだ気がするが、魏の末路を思えば、復讐としても成功をしたということなのか。劉平の言うとおり誰が天下統一をしてもいいという意味でも。
ラストの締め方は好き。史書に名が残ることの無い劉平を眺めながら、皇帝である曹叡の隣に座る司馬懿が「天下を見ている」と呟くシーンは、とても綺麗なラストだと思う。
中盤に少々の中弛みはあったものの、ラスト10話程は怒涛の面白さだった。
あかの

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