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オビ=ワン・ケノービのmanamiのレビュー・感想・評価

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
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『エピソード3 シスの復讐』のラストからしっかり繋がっている、あの悲劇から10年後の物語。実際には約20年経ってからの制作なんだけど、主人公のオビ=ワン・ケノービはユアンマクレガー本人がそのまま演じている。その年月の差が、この10年間でジェダイがどれほど窮地に追い込まれたのかを表現する、絶妙な助けになっているのが面白い。
そんなぐあいに今やすっかり気力を失ってしまったオビワンだが、タトゥイーンに隠したルークを人知れず見守るという任務は、かつての弟子への贖罪のように続けている。そこへレイア誘拐の知らせが入り、止まっていた時間が、運命が、いっきに動き出すーー。
ああ、もう、こんなの面白いに決まってるじゃないの。裏切りあり出会いあり、麗しき回想あり、まさかの再会からのデジャビュのような展開あり、悲痛な闘いあり。こちらの前に観た『ハン・ソロ』にはなかったフォース、ライトセーバーなどががっつり描かれるのも嬉しい。
レイア姫が幼くて10歳には見えないとか、シリーズ内での整合性が気になるとか、まぁあるにはあるけど、でもオビワンがかっこいいってだけで5割は満足だしな。全体的なクオリティも十分だと思うし、特に6話はドラマなのがもったいない、劇場スクリーンで観たいほど素敵。
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