通り雨

どうする家康の通り雨のネタバレレビュー・内容・結末

どうする家康(2023年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

長篠を救え!の回が好きすぎる。

武田勝頼の大軍に包囲された長篠城。
長篠城の城主は奥平信昌。
籠城するもこのままでは落城は目前。
信昌は徳川へ援軍要請をするため、家臣である鳥居強右衛門を岡崎へ向かわせる。

長篠-岡崎間の往復距離は130-135km。
この距離を強右衛門はひたすら走る。
徳川への援軍要請は無事通るが、長篠城へ引き返す道中 強右衛門は武田軍に捕まる。

武田軍より"城へ戻り、援軍は来ないと嘘をつけば命を助ける"と提案されるも、自陣に対して"徳川が来るため持ち堪えろ"という旨を大声で伝える。その後強右衛門は城前で磔にて処刑される。この知らせを受けた信昌は、援軍が来るまで城を守り抜いた。

史実で強右衛門は男らしい人物らしいが、この話では胡散臭く、どこか憎めない人間に描かれている。(強右衛門が城主を裏切るのでは?と思わせる。)
話の途中に、強右衛門と家康の長女である亀姫とのやり取りも追加されることで、伝令として全うする様がより引き立った。

長篠城の人々を救うために伝令に身を尽くす。その献身的な姿勢が自分の琴線に触れた。(確かに戦国版走れメロスと言われるのも分かる)

この回以外は個人的には普通。
晩年の徳川家康のメイクが凄い。
通り雨

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