花は散るが故に、花なのでございまする。
「ハリウッド予算×ガチ時代劇」
今年最注目のドラマ作品、期待を超える素晴らしいクオリティだった👍
真田広之プロデューサーを筆頭に、一切の妥協なく、ハリウッドスケールで日本の時代劇を描き切ろうという気概が実に心地良くて、嬉しい。
派手なアクションはなく、ほぼ会話劇で構成されているにも関わらず、先の読めないスリリングな展開には毎週心を奪われた。どのキャラクターも一枚岩ではない複雑な事情を抱えていて、彼らの思惑が絡み合い交錯していく様は圧巻🔥
サムライの死生観や"言の葉"の重み、地震との向き合い方など、日本人の魂に訴えてくる描写の数々にも圧倒された✨
海外が描くおかしな日本を、時に"トンデモジャパン"と揶揄し、もはやそれを楽しむ風潮すらあった中で、カタコトじゃない本物の日本語が聞けるだけでも有難い話。🙏
有識者によると、本作が描く日本人の当時の生活風景や武士の言動について、決して"リアル"ではない部分もあり、やはりハリウッド的な味付けがされているそう。
日本やその史実を基にした"ファンタジー作品"であるという前提で楽しむのが良いかもしれない😊
日本人キャストの熱演ぶりも嬉しい。アンナ・サワイは『モナーク』での印象がイマイチだったが、今回は抜群の存在感で作品を牽引していた💯
浅野忠信が演じた藪繁は、決して良い奴ではないのに何故か見限れない魅力があったし、二階堂ふみの怪演も記憶に残る。我らが真田さんは言うまでもなく。
最終話の締め方も粋で最高だったが、海外での評価も高い8話と9話がやはり神回か🤔✨
とにかく満足度の高い作品。新たな金字塔になっていくでしょう。