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ハウス・オブ・ザ・ドラゴンのがらがらのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(2022年製作のドラマ)
4.0
ドラゴンがすぐ登場するのが嬉しい。

『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前を描いた前日譚。ターガリエン家による玉座を巡る争いが描かれる。

序盤から登場人物を出しまくって、初見では相関図がないと付いていけなかったGOTと違って、今シリーズでは主人公が明確に示されていて、序盤では登場人物も絞られているからかなりとっつき易い。

GOTでは展開上中々見れなかったドラゴンが序盤からガンガン登場するのが嬉しいし、GOTでは無かったドラゴンの個体の違いが感じられる描写なんかはターガリエン家の物語だからこそで良かった。潤沢な予算があるおかげか、ある程度規模が大きい戦争もシーズン1から見られるのも贅沢で良い。

ドラゴンや戦争を挟んで地味になりすぎないようにはしていたものの、正直シーズン1時点では物語はあまり進まず、最終話近くでようやく盛り上がり始める感じ。まあスロースタートなのはGOTも一緒だったから、シーズン2以降に期待したい。

序盤はとっつき易いと書いたけれど、中盤以降は作中で年数がガンガン進んで役者が交代する上に、年数が経つ間に主要人物の子供が複数人増えていたり、更にはその子供の名前が似たような名前だったりと、ある程度集中して見ていないと一気に訳わからなくなって、ちょっと大変だった。一応髪や肌の色で誰の子供か一目で分かるようになっていて、しかもその"分かりやすさ"を争いの火種にしたりするのは上手いなとは思ったけれども。

現実世界の史実ならともかく、架空の世界の王家の骨肉争いだけでドラマ作っちゃうんだからよく考えるととんでもないよな。
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