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あにきのseapony3000のレビュー・感想・評価

あにき(1977年製作のドラマ)
5.0
サイコーーーす!
ばかやろうてめーこのやろう、って単細胞でお調子者で気分屋のあにき、"かしら"こと健さん。こんな健さんみてみたいっていういろんな健さん見せてくれた倉本聰ありがとう!あと滝田ゆう可愛いすぎ。今作ではショーケンのサブちゃんや吉岡くんのジュン、拝啓父上様のニノみたいな○○なわけで…のモノローグは健さんじゃなくて滝田ゆうが担当。モノローグは饒舌だけど、実際は無口でぬいぐるみみたいな滝田ゆう。メンヘラお嬢の秋吉久美子ムカつく、倍賞千恵子は常に素晴らしい。全員が不完全でバカなことばかりだけどみんなそれぞれ寂しくて孤独で、もう倉本聰としかいえない仕上がり。コメディパートと湿度高すぎのシリアス部門と、いきなりものすごく突き放したような冷めた感触もあって、バランスもすごい。最終回の締め方、呆気なさと寂しさに痺れました。

☟神山組☟
健さん
田中邦衛
小鹿番
岩尾正隆
阿藤快
小林稔侍
青木卓
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