例によって、事前にどんでんどんでん言われてたもんで、「この程度のミスリードになんか引っかかるもんか」と裏読みし続けて、４話目の時点で犯人を特定。６話目の逮捕のミスリードも見破って、こいつが本ボシだと確信して悦に入っていたものの、見事にハズレ。真犯人を当てたのは７話目の中盤。それでも世間一般より早い方だと自画自賛。
とまぁ、それぐらい「読めない」話なんだけど、どんでん返しに反則や後出し感はなく、意外な真犯人にも、その動機にも説得力あり。
どんでん返しやミスリードによる撹乱以上に、その回ごとの主人公が、各々それなりの背景を抱えつつ、それぞれ何らかの役割を果たしながら結末に向かっていく構成が面白い。
いずれにせよ、「会ったこともない人間なんか簡単に信用するなよ」っていう普遍的真理と、他人を責めるにせよ復讐ぶちかますにせよ、何事も「一旦、確認してからにしろよ」って教訓がすべて。要するに、どいつもこいつもおっちょこちょいだった、ってだけの話。
【ツッコミどころはネタバレになるので、以下、コメントで↓】
