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二十五、二十一のIPPOのレビュー・感想・評価

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
3.8
久々にネトフリ韓ドラ完走!
これだけは観ておきたくて。
キム・テリの可愛さ強さ、演技の上手さが存分に詰まった一作。

アジア通貨危機により将来が閉ざされかけた若者たちを描いた…って概要に興味を抱いたけど、そこまでシリアスでもなく、わりと普通に青春×恋愛×スポ根ドラマの定番ミクスチャー。
なんだけど、重要なのは、
IMFの介入により経済と価値観がひっくり返るほど激変したという韓国の1998からの約10年間をきちんと描いたこと。淡々と見るとわからないけど、この10年間は韓国人にとって、特に青春を過ごした人は新しい世界を求めもがいた世代だったはず。

「強くないと負けてしまうから、戦い続けなきゃならない」現代の韓国社会の厳しさはアジア通貨危機がきっかけだと言われている。

しかしアレだね。ナム・ジュヒョク青年は「スタート・アップ」のドサン役が良過ぎて、あの役を越えられない(自分の中で)
今回のイジンは親の会社が倒産した元おぼっちゃまという役だけど、結局のところ無敵の才色兼備くん。「最初から持ってた」人なんだもん。もがき苦しみながら掴み取る感じが弱かったなぁ。ダメなところが無さ過ぎよ!

そして、
涼しい顔して一番激動の人生はユリムだったね。あの若さであんなに多くのプレッシャーと不幸を背負う運命って…。
主人公ヒドとイジンの恋愛模様と同じ比重で、ユリムの生き様も最後までストーリーを引っ張る重要な要素だった。


ちなみに主要キャスト5人の中でぶっちぎりの年長者は32歳、主人公キム・テリ。ウジン役チェ・ヒョヌクと歳の差12歳!(同級生役!)
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