ロロノアゾロ

リバースのロロノアゾロのレビュー・感想・評価

リバース(2017年製作のドラマ)
3.0
★★★【普通】

『リバース』は2015年5月19日発行のイヤミスの女王、"湊かなえ"による推理小説であり、本作は2017年4月14日〜6月16日に同作をテレビドラマ化した作品である。

原作を過去に読み、ネタバレしていたのだがある程度は楽しめた。オチについては評価が難しいところだろう。犯人がいないので視聴者的にはモヤッとするところもあり、初めは衝撃なのだが、後々よくよく考えると大したことのない話。最終話についても原作には無く、オリジナルエピソード追加ということなのだが、薄っぺらいので個人的にいらない。ドラマ的にはどうしてもハッピーエンドにしないといけないのだろうが。とはいえ、広沢の彼女が判明するシーン、そして、犯人が分かるシーンと二度の盛り上がりシーンがあり、続きの展開が気になるという点ではまぁ及第点と言ったところだろう。深瀬の気持ちを考えると切なくてやり切れない。しかし、蕎麦の入ったハチミツがあるなんて、驚きだ。良かった点としては藤原竜也はこう言う演じ方も出来るのかと感心。そして、シェネルの主題歌は作品を盛り上げており、良い。