割烹

すべて忘れてしまうからの割烹のレビュー・感想・評価

すべて忘れてしまうから(2022年製作のドラマ)
3.4
主人公は作家の阿部寛。その彼女の尾野真千子が、祖母の遺産を受け取った直後に失踪したところからドラマは始まる。
舞台は行きつけのライブバーで、オーナーのCharaと宮藤官九郎。
次第に彼女の失踪した理由が明らかになり、やがて戻ってくるものの、まもなく去っていく一連の出来事を、Charaのモノローグとともに淡々と描く。
派手すぎず、楽しすぎず、独特の地味なトーンの脚本、適度な距離感の登場人物たち、盛り上がりのないストーリー。孤独ながらこころ安らかな中年の生き様がある。
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