リディア・ポエットの法律の軟水のレビュー・感想・評価

くすっと笑えることなく、想像以上に真面目な話。女性の権利について扱っている。
1800年代後半のイタリアがこれほどまでに女性の地位が低いとは思わなかった。男性が保身のために権威をふるう場面が何度か。女性らしさとは本来精神的な男らしさ(したたかさ)で逆じゃないかと思っているんだけど、彼女はまさしくそんな人だった。ラストが印象的。彼女はイタリアに戻ってくるのかな？