思ってたより池井戸作品っぽくなかったけど、これはこれで面白かった。
一発屋の落ちぶれた作家が東京から実家のあるド田舎ハヤブサ地区へ。
そこで消防団に入団するが、そこでは不審な火事が続いていた。
火事の犯人は?
死亡者が出たのは事故なのか?
サスペンスとミステリーの両方を併せ持ちながら、ラブストーリーから一転する不穏さは意外だった。
作家が作家ならではの勘所と観察眼でリアルな事件を追っていく感じも面白い。
あの第四の壁を破る演出は無くても良かったかな。
あとはキャスティングが良かった。
消防団のメンバーは皆キャラが立ってるし、役にマッチしてる。
特に良かったのが満島真之介と生瀬勝久。
ちょっとおバカ役の満島真之介はもうお姉さんの七光りじゃないね。
生瀬さんはさすがの役者としても役柄としても流石の貫禄で最高でした👏
ラストも結構納得出来たし、含みを持たせる感じもくどくなくてサラッと見せてくれたのも悪くなかった。