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高慢と偏見のGionDesignのレビュー・感想・評価

高慢と偏見(1995年製作のドラマ)
4.3
【愛情と芸術の秋⁉︎特選集】
1813年🇬🇧作家ジェーン・オースティンの不朽名作。田舎紳士の子供5姉妹の二女リジーは、当時の女性としては珍しい程自主性を持ち、ある舞踏会で裕福な青年紳士ダーシーと出会うが、高慢な為嫌悪を覚えて喧嘩別れ…。その後双方自身の偏見を反省するが、果たして二人の恋の行方は⁉︎

【映画の建築紹介】
建築を語る前に、20数年前に家族が🇬🇧行った際、BBCのリアルタイム放映に感激、帰国後DVDを衝動買いして、アニメ代わりに計6時間の本作は正に娘達を育てる親の必須アイテムであった…😅

さて建築だが、時代はジョージアン様式スタイルを踏襲するが、本作では田舎の一般家屋は茅葺き、スレート葺きの漆喰外壁の家屋が目立つ。それとダーシーの豪邸屋敷ペンバリーハウスは、チェシャー州ピークディストリクト国立公園の中にあるカントリーハウス「ライムパーク」を屋敷外観として撮影。この国立公園はなんと敷地面積は東京ドーム110個分程度だという!そしてライムパークの前に、ダーシーが飛び込みずぶ濡れの姿をリジーに見られる湖は、ミラープールと呼ばれ、水面に屋敷が照らされて美しい。そして🇬🇧。1837年以降、産業革命による工業発展は、建築様式にも大きく影響を与えた。鉄筋とガラスが建材として普及され、1851年の万国博覧会場のクリスタルパレスは未来を象徴し、建築近代化の幕開けとなる。

一方、本作は🇬🇧田舎の地主階級社会を描く。伯爵家と親戚関係の年収1万ポンド(約9300万円)財産の男主人公のダーシー。年収5000ポンドの親友ビングリー。そして中流階級紳士を父に持つリジーのベネット家は年収2000ポンド(約1860万円)という格差設定も面白い。そりゃ、娘達が玉の輿婚を狙う訳だ…。それとリジーの母のやかましさったら…😅

以上、今日もご安全に!
(※引続き、秋らしい作品を紹介します)
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