スパイなんぞ、架空の存在だと思ってしまうのは、007であったり、このドラマのせいだったりするんじゃないか。
子供の頃は、スパイ手帳やら、そんな玩具が売っていたのだが、だからこそTVの中だけの世界だと思っていた。
TVみたいなスパイが、いるかどうかはさておき、スパイが実在していて、ゾルゲ事件があった事、シベリア抑留者が、洗脳教育された話なぞ、母親に教えられた。
小学3.4年頃である。
パブロフの犬の話なんかは、もう知っていたので、人間の場合は、食べさせない、暴行する、言う事をきけば釈放する、この3つで、人の考えなんぞ、いくらでも変えられてしまう、まぁ、そこまで教えてもらった。
戦前生まれの親には、当たり前の知識であったようだ。
横井さん、小野田さんが、帰って来た頃の話だ。