『ベストキッド』(1984)が公開されたとき、日本中のカラテキッズはこう思ったにちがいない。「これ、カラテちゃうやん」そして、更にこう思ったかもしれない。「師匠、弱そう」「俺でも勝てそう」
しかし、そう言いながらも、嘘の世界にハマった人も少なくなかったのではないだろうか。いじめられっ子がカラテを学んでいじめっ子をやっつけるストーリーは爽快だったし、何よりパット・モリタがはまり役だった(身体能力は別にして)。
当時のモリタの年齢が今の自分と同じ。まあ、年を取りました。
あれから30余年……。奴らが帰ってきた。モリタは亡くなり、ラルフ・マッチオも60近く。でも、瞳が輝いています。
お墓参りのシーンとか、泣きそうなっちゃいますね(そこはやっぱり墓石に語りかけるんです)。
次世代のちょっとロミオとジュリエット的な青春ストーリー。