りょう

警部補 古畑任三郎 1stのりょうのレビュー・感想・評価

警部補 古畑任三郎 1st(1994年製作のドラマ)
4.3
FOD1ヶ月お試しで始まってしまった古畑祭り…ヴィム・ヴェンダース追っかけるためのU-Nextの1ヶ月お試しはそのまま有料1ヶ月自動更新しました笑

小学生の頃に始まったこのシリーズ、のちにモノマネ界にも大きな影響を与えました。自分もすごいマネしたような気がします。

はじめに犯人が分かった状態で、古畑任三郎が犯人を追い詰めていく、刑事コロンボスタイル。刑事コロンボ見たことないけど。古畑が仕掛ける引っ掛けや犯人がどんどん追い詰められていく表情など、見どころがたくさん。

当時の大御所や今大御所として健在する俳優の若き頃の演技が観れて、逆に新鮮です。

そして各回の犯人と、その犯人の「仕事」がセットになっており、漫画家、小説家、棋士、ラジオDJなど多岐に渡っていて見飽きない。

犯人なのに何かかっこいいなと思ったのは、坂東八十助の棋士。合理的な説明ができないのなら捕まる方がマシという潔さ。それと、木の実ナナのピアニスト。最後に古畑からレクイエムを弾かないかと言われるが、弾かないところがかっこいい。

結局、話としては一番初めの中森明菜の回が好きかな。何も書いていない白紙に、被害者はどんな気持ちを込めたのか、古畑の論理が一番冴え渡ってた気がする。

使われるトリックや犯人が残す証拠も今となっては結末が予想できてしまう内容だけど、それはこの30年で色んなミステリーが生まれ、進化しているからであって、それでも色褪せない古畑任三郎の魅力ってやっぱりレジェンド級のドラマだと思います。
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