Relishi

ラブとエロスのRelishiのレビュー・感想・評価

ラブとエロス(1998年製作のドラマ)
4.0
予想していたよりも良いドラマだった。
タイトルの装いから、「不機嫌な果実」的な内容かと思いきや、全体を通してアットホームで、それぞれの純愛を描いていた。

まさかラストがそのように締めくくられるとは想像もつかず、その後のかすみ(浅野温子)の未来も示唆される展開で、おそらく10年後とかに次郎(長瀬智也)と結ばれるのだろう。

始まりから終わりまで、ずっと一貫して良い人間であり続け、切ない結末を迎えた龍一(藤井フミヤ)。
最終話には泣かされた。
兄弟の愛に揺らぎ続けたかすみだが、不思議と苛立つこともなく、彼女の全ての選択を自然と受け入れることができた。

内容はまるで違うが、どこか「素晴らしきかな人生」を思い出させる要素があった。
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