1989年アメリカで起きた強姦事件での5人の少年が冤罪で起訴された実話を基にしたドラマ。
全4話と短いけど中身の濃さは圧倒的。ここまで感情を揺さぶられた作品は久し振りで、最初から最後まで夢中になって観た。
何も知らない少年達がいきなり警察に連行され、自白を強要される恐怖。一度犯罪者のレッテルを貼られた事で、人生がめちゃくちゃになる絶望感。冤罪がいかに恐ろしく許されない事なのかを訴えかけてくる。
コーリー・ワイズの境遇が特に大変だったってのもあるけど、あの憎めない顔をしたコーリーがとんでもない目にあっていくのを見て本当に心が痛くなった。役者達はみんな良かったけど、コーリー役のジャレル・ジェロームは特に良かったと思う。
現代の日本においても自白強要文化は残っているため他人事ではない。腐った警察がいるせいで本当の犯罪者は捕まらず、無実の人間の人生が壊れる。
自白強要は犯罪と同じだと思うけど、罰せられないんだろうか。