ししまる

サバイバー シーズン2のししまるのレビュー・感想・評価

サバイバー シーズン2(2018年製作のドラマ)
3.8
◼️概要
2017~18年に米ABCで放送された政治ドラマ。大統領就任から1年。議事堂は再建され、前シーズンで逃亡したテロの黒幕、民間軍事会社CEOのパトリックの追跡が続く中、カークマンは新たな法律顧問、政治ディレクターをホワイトハウスに迎える。FBIのハンナは英国人スパイと手を組んでパトリックを捜す。全22話。
◼️キャスト
カークマン:キーファー・サザーランド、FBI捜査官:マギー・Q、特別検察官:マイケル・J・フォックス、元大統領:ジェフ・ピアソン、軍事企業CEO:キム・レイヴァー
◼️メモ
ファースト・レディを演じたナターシャ・マケルホーンがシーズン途中で降板し、別のドラマに移った。レイヴァーは「24」でジャックの恋人オードリー役を演じている。
◼️感想
中盤までは一言で言えばゆるゆる。ショーランナーが再び交代し、路線が変化。新キャラの政治ディレクターをはじめ、毎回、緊張感のない軽妙なエピソードが織り込まれるようになり、悪い意味で軽快になり、緩んだ感じになっている。男女の話がかなり増えたことも、変質を感じさせる。まあシーズン1とは別の政治ドラマとしてはそこそこ悪くないけど。
ストーリーは、テロの余波とその捜査がシーズンを通して続く中、内政、外交の難題が次々と起きる。毎回、ホワイトハウスは窮地に立たされるが、カークマンが誠実に国民に訴えることで事態が収束するのがお決まりで定型的な展開となっている。ロシアやトルコ、日本などだいたいは実名なのに、イラン、北朝鮮と韓国を念頭に置いたエピソードはなぜか架空の国名になっているのも、やわ。
ラストはクリフハンガーで、あれで本当に打ち切りになったらモヤモヤするから、シーズンを復活させたNetflixには感謝。
老いたフォックスは猪瀬直樹にしか見えない。
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