韓国による時代劇×ゾンビドラマ。この発想とそれを実現した製作陣にあっぱれ。
サメもゾンビ化するような時代だから、そこまで奇抜な発想でもないけれど、ゾンビ物は現代という固定観念があったからこの設定には驚いた。
舞台が時代劇となると自動車もホームセンターも近代的な武器も無く、ゾンビに対処するのが難しくなるんじゃないかという疑問もあったけれど、そこに"ゾンビは夜のみ行動する"という設定を加えることでちょうど良いバランスになっていて上手い。
バランス調整以外にもこの設定が色んな面白さを生み出していて、この設定は結構な発明だと思う。ゲームの『デッドライジング』で、夜になるとゾンビが凶暴になるっていう設定はあったけど、過去にゾンビ物で同じ設定ってあるのかな……。
時代劇とゾンビなんてどちらもドラマでやると金の掛かりそうな物だけど、映像に安っぽさもなく高いクオリティを維持していて感心する。金がかかるからこそ、話数を6話に削っているのかもしれないけど。
S1はまだ前半、後半のS2に期待。