アメリカ大統領を将来の夢としている主人公が高校の生徒会長を目指す。シーズン1の時点でかなり面白いけどあくまでプロローグ、本番はシーズン2から。
学生のレベルじゃない選挙活動に複数の登場人物の思惑や行動が絡まって、海外ドラマらしい先が読めない展開が続く。
主人公が大統領にこだわる理由や、主人公の仲間達がどうしてそこまで協力するのかが描かれず、また主人公の機械的な性格にも感情移入できなくて最初はちょっとついていけなかった。
それが物語が大きく動く中盤あたりから主人公達に好感が持てるようになっていき、それに従ってシナリオも尻上がり的に面白くなって、最終話では最高に熱いドラマになった。
主人公の「俺は善人じゃないが、善いことはしたい」って台詞が印象的で、誠実で真っ直ぐな主人公ではなく『ハウス・オブ・カード』のフランクのような権力だけを求める悪役とも違う。そんな主人公が今後どこへ向かうのかがとても楽しみ。
