えぬ

シンデレラのお姉さんのえぬのレビュー・感想・評価

シンデレラのお姉さん(2010年製作のドラマ)
1.5
登場人物がとにかくしんどい。ヒロイン、頑なで恐ろしい暗い。心を閉ざしてるという演出の一環なのだろうが、長すぎる前髪で顔がだいぶ隠れてて、何度も切ってあげたくなる衝動にかられそうになるほどうざったい。

妹、わがままで分別がなくてどうしようもない。うざいことこの上ないのだが、演じる女優ソウがこれまた上手すぎて、お陰で一層キャラのきつさが増す…。

チョンジョンミン、苦手すぎてこれまたしんどい男性役。この人も演技が上手い分濃ゆくて濃ゆくて、キャラへの苦手意識が爆上がりしてしまう。

そしてこの3人で三角関係に…って、がんじがらめにもほどがあるだろというぐらい、何一つ楽しめるものが見つからない苦行設定に音を上げた。

その他のキャラも何だかな…な人も多く、ストレスがつのるばかり。

そんな中、救いとなるような数少ない人物である明朗快活な好青年テギョンと、特に、キムガプス扮する物静かで温厚なパパがいなくなってからは、私は完全に心の拠り所を失い、つらさと苦しさの戦いだけを強いられることに。そして、全20話と話がやたら長い。見終わった後の憔悴と徒労感たるや…正直、見てよかったとは全く思えなかった。

ムングニョンを筆頭に三人の演技上手すぎるのも、ある意味問題なのかも?というぐらい隙がなさすぎて、それ故しんどい。

昔の韓国ドラマならこういう息苦しいばかりの展開とか不幸に次ぐ不幸、ひたすら悲劇のヒロインみたいのが「それこそがドラマチック」という感じで好意的に受け入れられてたりしたのかもしれないが、今となっては…という感じで、好き嫌いがわかれるドラマかと。
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