録画消化シリーズ。清原果耶ちゃんに惹かれて。まだ「おかえりモネ」前、「透明なゆりかご」の好演が記憶に新しい頃、録画しました。現在の朝ドラ「らんまん」の長田育恵さん脚本です。戦争物。
清原果耶ちゃんが主演と言えばそうなんですが、彼女は回想で、実際の主演は岸恵子さんです。同一人物で、現代パートを岸さんが担っています。
…という事を知らずに観たので、清原果耶ちゃんの出番は思ったよりも少なかったですが、さすがNHK、彼女の良さを存分に引き出していました。
清原果耶ちゃんともう一人、主役のような立場の女の子が居るんですが(むしろ彼女のほうがヒロインに見えた。立場的にも翻弄される役)、この子どこかで見た事ある…誰だっけ…ずっと考えていたのですが最後まで思い出せず。エンディングで山口まゆちゃん！そうだったそうだった。彼女もめちゃくちゃ良かったです。結構前から知っているような気がしますが、まだ弱冠22歳…お若い！これからがとても楽しみです。
この二人の関係性がとてもよかった。
今、そういう設定が流行りだというのもありますが、なんていうか、もっと純粋な感じがした。今の流行が不純という訳では全く無いのですが、憧れ？ガラスの仮面とかに出て来そうな…読んだ事無いのでイメージですが。戦時中の混乱も相まって、深い絆で結ばれた二人、という印象を受けました。
凄くびっくりしたのが、安藤サクラさん！
全然知らなかった…
新旧朝ドラヒロイン対決。(対決はしてない、笑。同じシーンはありません)
彼女が出てくると俄然空気が変わる。
引っ掻き回す役と言えばそうなんですが、ナチュラルだった…
サクラさんは長田脚本の「流行感冒」に出られているんですよね。そちらの方が後なのか！もしかして本作がきっかけで主演だったのかな！？(←訂正：主人公の妻でした)それぐらい演技がよかった。まだ観れていないので、観てみたいです。
あと、大東駿介さん。
そうか！らんまん(の出演)はここからだったのか…
あるシーンが物凄くお見事です。
何となく、若者パートだけで観たかった気もしますが、これはこの戦後何十年も経った現代(と言っても平成元年設定なので全然新しくは無いのですが…服装とかもかなりレトロ)だからこそ、生きる話な訳で。
時代に翻弄された人たち。
実話ベースで、生存者の手記をもとに描かれたそうです。大変説得力がありました。そしてまた一つ、知らない事を知れてよかった。
私はまだ観れていないのですが、映画「ONODA 一万夜を越えて」を少し連想しました。(公開は本作よりもかなり後なので、関係ないですね)
脚本家さんの関係だと思いますが、この夏、BSで再放送されます。
2023年8月11日（金・祝） 午後8時15分～午後9時44分
NHK BSプレミアム・BS4K 同時放送
総合テレビ「特集ドラマ」にて放送した73分版を89版に再編集
だそうです。再編集なんだ…ちょっと観たいかも。
ちょうど相応しい時期の放送ですね。当時見逃した方もぜひ。
