薬師丸ひろ子がやっぱりかわいくて、きれいだった。
告知をされたときのあの雰囲気が絶妙だった。
個人的、漫画版の斎藤先生がすごく嫌で(笑)
でも、妻夫木くんのをみてたら、熱血さが伝わってくる若い研修医感がでてて、嫌いじゃなくて。
この差はなんなんだろう。画のタッチなのか。それとも、自我が漫画版のほうが強いからなのか。
正論だけじゃ回っていかない世の中だから、正しいことなんかわかってても、そうはできないでしょを常識としてすごしてきてしまったり、するなかで、そこに歯向かっていく齋藤先生こそ、ある意味アーティストちっくというかだからこそ目立つ存在であり、主人公たる存在だなって。
でも、その正しいによって傷つけられたり、迷惑をする人たちがいることについてちゃんと考えたうえで行動をしたのかってところで私はイラついてしまうのかもしれない。本当はどうしたいかなんて、本人にしかわからない。そこに他人の押し付けや傲慢がはいるとどうしても不愉快になるような気がする。でも、時として、その真っすぐさに救われるときもある。
本心ではこうしたいと思っていても、言えないこともあるし、自分自身気づいてないときもある。そういうときには、誰かの踏み込みって必要だったりする。この作品については良くも悪くも人間が目を背けがちなことを問題提示してくる。背けたいのに、突き出されるから嫌なのかもしれない。
と、「ブラックジャックによろしく」の話に脱線してしまったので。
漫画版とは少し違う描かれ方がしていて、出久根と宇佐美先生が重なるっていう時間がない中で、上手い描き方したなあと思ったり。
でも、終わりが「え?ここからじゃない?」ってところで終わっちゃったのが残念だった。
阿部博の庄司先生はあのやんちゃで一匹オオカミ感と、なんかできちゃいそうな感じとひょいっひょいってしてる感じ、浮世離れ感が私がおもっていた庄司先生と違ったけど、すごくはまっててびっくりした。
ポストのくだりとか、ドラマは追加していこうと思えばどれだけでも追加していけるんだなってところに感動。
私も日々ドラマを創っていけるようになっていきたい。