仕事のできる女性が結婚を機に退職に追い込まれる、という序盤にどんよりとしてしまったが、3話目からおもしろくなりました。
主人公テヒは優秀であるがゆえに、女性常務に勝手に「結婚せず仕事に邁進を」と期待される。男性の同僚には偉そうだと嫌われる。女性が働く上で受ける理不尽が満載だが、職場で出会った年下夫と結婚したことを機に仕事を辞め、専業主婦になる。
5年後、夫がリストラ対象になることで、男性の生きづらさも描かれる。飲み屋でこぼす「韓国で男として生きることは過酷すぎる」という嘆きがリアル。この過酷さは、日本でも共通するのではないかと思う。
脚本家は「愛の不時着」と同じパクジウン。物語の設定が丁寧で、個々の登場人物が魅力的なところがいいなと思う。