目を覆いたくなるような場面もあればほっこりする要素もありつつ全体的に悲壮感の漂うお話。滅多に笑わず冷酷そうに見える人ほど心の炎は燃えているのかもしれない。自分で決めなさい、賢くなりなさい、して欲しいことはちゃんと言いなさい、、、同じような辛い過去を生きたからこそ伝えられる魂のこもった教えは確実に受け継がれていくだろうな。正しいかどうかは分からなくても誰に媚びるわけでもなくただ信じた道を行く姿は清々しく、儚く見えた。タイトルにもあるように、まさに硝子のような女性だ。数少ない笑顔のシーンは、思わず息を飲んでしまうほど美しかった。願わくば一緒に生きていきたいけど、生まれ変わって生きていけるならどうか生き続けて欲しいと願う税理士さんの愛はじんわりとあたたかくて素敵だった。
p.s.森川葵が今まで見てきた作品の中で一番可愛く見えた。
