地道にみていたシーズン2がやっとこさ全話コンプリート。
満賀と才野が上京してトキワ荘での話がメインである。寺田ヒロオ役は渡辺寛二から河島英五に代わったが、兄貴分的なキャラクターなので、こちらの方が似合っていると思う。
石森(石ノ森)章太郎役を息子である小野寺丈氏が演じていたのは驚きだった。
デビュー当時のつのだじろうはドラマどおりに堅物で偏屈だったらしいが、トキワ荘の仲間たちの影響でだいぶ性格が変わったようだ。かつて藤子(F)から、つのだに「昔はクソ真面目だったのに真面目が取れてクソだけになった笑」と言われたらしい(笑)
今回のドラマの見どころは田舎に帰った時に全部に仕事に穴を空けてしまったエピソードだろう。わたしは漫画版でこれを昔読んでこの職業は辞めようと決意した節がある。この話は最初は作り話かと思ったら、後にインタビューで実話だと知ったが、若い時の苦い挫折があるから後世に残す作品を残せたのではないか。
実際にペンネームも足塚不二雄から藤子不二雄に変更をしたが、この時期のスランプから再起をかけた意味も込めているのだろう。
デビューして間もない頃の鈴木保奈美や森高千里は初々しかった。