Arara

時をかける愛のAraraのレビュー・感想・評価

時をかける愛(2018年製作のドラマ)
4.5
最後の最後の最後まで頭を使う展開で、理解追いつくのに頭から火吹くかと思ったし、多分今まで見たドラマの中で1番難しかったが、ラストの余韻が凄く、見てよかったと思わせてくれた作品だった。

タイムスリップものって中身は今のままで過去の自分に戻るとか、自分が生まれる前の時代に行っちゃうとかが多いと思うが、今作は、見た目は一緒な過去の他人に何かのきっかけで入っちゃう、と言った話で、冒頭からそこでつまづきかけた。
主演2人特に大変だったと思う。
それぞれ4役、5役ぐらいやっていたように思った。

また最初から見返したいか、と言われたら正直難しいが、それでも幸せなエピソードのシーン(高校時代や大学時代、女の子が出てくるシーン、ラストも!!)が多く、そこはまた定期的に見返したい。

シュー・グァンハンが当時まだ若かったからか、高校時代と大人になってからの役の演じ分けが今やってる映画ほどまだ出来ていないかも?と途中思ったが、そういうことか、、と思ったり、あんなに女の人にずっと側にいるって言ってたのもこういうことか、、と思ったり、ラストの女優さんの、年齢を変幻自在に超えたお芝居だったり、俳優さん達の演技力もすごいが、絶望的なシーンが続いたかと思ったら、幸せな高校生活のシーンになったり、飴と鞭のような脚本も凄かった。
1話冒頭から流れるラスト・ダンスも、一回聴いたら外国人の自分でも頭から離れなくなるほどキャッチーな曲で、そこもこのドラマの魅力を高めてくれたと思う。

最後の展開も、そこを逆手にとって更に素晴らしいものにした制作陣は本当に素晴らしいな、と思った。
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