ドスティ

ジェイコブを守るためのドスティのレビュー・感想・評価

ジェイコブを守るため(2020年製作のドラマ)
4.1
完走。
真相は闇の中だけど、そもそも何を信じるかは正義をどう考えるか誰を愛しているかで変わり、それがその人にとっての真実。

確かなのは殺人による悲劇と疑心暗鬼による苦悩。

事件の謎解きより心理描写に重きが置かれ、陰鬱な物語も演技も見応えあり面白かった。

検事補にしてはホット過ぎるクリス・エヴァンスが、悲壮な覚悟で家族を守り抜く父親を好演。

不憫なミシェル・ドッカリーの葛藤する姿も共感を呼ぶ。

ジェイデン・マーテルの無垢なようで不気味なオーラが凄い。

J・K・シモンズは流石の威圧感。

嫌味な後輩パブロ・シュレイバーめっちゃスタイル良い。

チェリー・ジョーンズの頼りになる弁護士ぶりも見事で、法廷シーンは緊張感が全く途切れない。

ニュー・アムステルダムのグラディスことミーガン・バーンが出てた。
よく見る顔のパトリック・フィッシュラーも。

凶悪犯罪は社会環境だけじゃなく生物学的要因で起きるという見地の“殺人遺伝子”についても触れられ、結論は当然出ないものの興味深い。
ドスティ

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