荒野の狼

探偵・由利麟太郎の荒野の狼のレビュー・感想・評価

探偵・由利麟太郎(2020年製作のドラマ)
4.0
私は横溝正史の小説や映像化作品はこれまで多くみてきたが、その中で由利麟太郎の作品は、これを金田一耕助のおきかえたTV作品(「真珠郎」「仮面劇場」古谷一行が金田一幸助)しかみたことがなかった。由利麟太郎を主役とする小説の映像化は、これまで「蝶々殺人事件」があるだけで、本シリーズは、はじめてのTVシリーズ化ということでも「まだ見ぬ名探偵」由利麟太郎を見ることができて横溝ファンとしては感謝。舞台は現代に置き換えてあるが、横溝ならではの怪奇性とミステリーのアイデアが楽しめる作品。
出演陣は、特撮ヒーローファンには、主役の二人、吉川晃司(仮面ライダーWの 鳴海荘吉 / 仮面ライダースカル)と志尊淳(烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャルで ライト / トッキュウ1号 として仮面ライダーシリーズに歴史的ゲスト出演)に加えて、第二話で赤楚衛二(仮面ライダービルトの万丈龍我 / 仮面ライダークローズ)の出演は嬉しい。吉川と赤楚は、2022-2023年の朝ドラ「舞いあがれ! 」にも出演しているが、共演シーンはなかった(本作では、短いながら吉川と赤楚の絡みはある)。なお、この第二話では赤楚の恋人役の水上京香と元恋人役の 柳ゆり菜も怪奇ミステリーのヒロインとして好演している。
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