「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」に登場する漫画家、岸辺露伴。彼のスピンオフ漫画「岸辺露伴は動かない」の実写ドラマ作品で、原作漫画は既読。
ジョジョの中では4部がかなり好き。地元が舞台である杜王町のモデルになっている仙台なので、人名に使われる地名や細かい元ネタが分かるのも大きい。
【シーズン1】
「富豪村」「くしゃがら」「D.N.A.」
各話単独でも楽しめるが、原作にはいない中村倫也さん演じる平井太郎が効いていた。特に「D.N.A.」は良い改変でした👨👩👧
【シーズン2】
「ザ・ラン」「背中の正面」「六壁坂」
スピンオフと本編のチープ・トリック戦を構成した流れが見事。笠松将さんが橋本陽馬のボディを完璧に体現していた🏃
【シーズン3】
「ホットサマー・マーサ」「じゃんけん小僧」
「JOJO magazine 2022 SPRING」に収録の7話原作だけ未読。こちらも本編エピソード、ボーイ・II・マン戦を織り交ぜた構成。愛犬バキンの登場も微笑ましい🐕
【シーズン4】
「密猟海岸」「もうひとつの密猟海岸」
第4部の中でも特に好きなエピソード「イタリア料理を食べに行こう」と共にトニオ・トラサルディーを掘り下げる構成に。アマプラ限定で泉京香と森嶋初音の心温まるショートストーリーも。
岸辺露伴の細かな所作から神経質そうな雰囲気も、今では高橋一生さん以外の配役は考えられないくらい。飯豊まりえさん演じる泉京香がドラマでは露伴の人間性を引き出す良い役所に。
山奥の集落へ、時速25kmのトレッドミルで、更には海外へ、タイトルに反して岸部露伴は動きまくる。
徹底的に“スタンド”という概念を“妖怪”や“神”などにしたこと、スタンドのビジュアルイメージを敢えて出さなかったこと、漫画特有の効果音を風の音や動物の鳴き声などに置き換えているのもこだわりを感じた部分。
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