夫と共に完璧な幸せが約束された街で暮らす主婦が、街の真相に辿り着く話。
『ステップフォード・ワイフ』みたいな映画だった。
一見明るく幸せな街の様相だが、街の女性全員が主婦として夫の快適さのために尽くす光景が異様だ。
本作のメインテーマは「性役割」にある。
これについて鑑賞後まず思ったのは、もはやこのメッセージ古くない?ってこと。
性役割の批判なんて、ウーマンリブ運動の起こった1960〜70年代以来擦られすぎているじゃん?
なんて思ったのだが…
まさに本作の訴えたいポイントは「変わっていない」ことにあるのだと感じた。
ウーマンリブから半世紀以上経っても、共働きが主流になっても、女性の家庭における負担は男性と比べて重いこと…
女性に対して家庭へ尽くすことを求める風潮がいまだ社会に残っていることを浮き彫りにしたかったのだと思う。
でも正直、この手の性役割についてのメッセージは今更若者に響くのかなぁ…?
自分の周りの男性はみんな家事や育児をよくしているし、何なら我が家では私より夫の方がしているし、やはり古いような。
映画の方は、後半にいくほどチープになっていって、最後には訳がわからなかったのでこの点数。
フローレンス・ピューが顔をラップで巻くのマジ笑った。