ヤンニョム風チキン

愛に奉仕せよのヤンニョム風チキンのネタバレレビュー・内容・結末

愛に奉仕せよ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

※結末に関してはネタバレしてないです。エロシーンに関してボヤいてます。

「ヨンウジン、体当たりのエロス!」とのことで、ヨンウジンの切ない表情演技が大好きな私としては、上官の妻との禁じられた愛に身も心も焦がす、官能的なヨンウジンが見れるものと期待しておりました。

しかし…
違った。
思てたんと違った‼️

恋愛物の胸キュンポイントって、二人が結ばれるまでの一線を超えるか超えないかの駆け引き~からの結ばれる瞬間まで、が一番燃えるんですよね。

だけどこの二人はですね、
上官が1ヶ月の出張に出た隙に、下着姿でヨンウジンを誘惑する妻。
「怖いです」と拒否するヨンウジン。
妻キレる「私に奉仕しない者は人民にも奉仕できない!お前はクビだ(昇進はないものと思え)」
ヨンウジンひざまずき「それだけは勘弁を!」
妻「では今ここで服を全部脱げ!」
ヨンウジン服を脱ぎ捨て、全裸気を付けっ(プリけつ)
妻「チャレッソ(よくやった)」
妻に飛びかかるヨンウジン(やけくそか?やけくそでなければ下手くそか?)

最初の結ばれるシーンがこれでは胸キュンもくそもない。
ヨンウジンの体もセクシーとは言い難いし。
家中あちらこちらで色んな合体ポーズでダイジェストのように見せられるヨンウジンの腰振りもセクシーじゃないし。

しかし後半、妻が実は夫に一度も抱いてもらえず外出も禁じられている籠の鳥のような扱いであったことがわかってからは、二人の行く末をハラハラして楽しく観れました。後半もまた思ってた展開と違ったのも良かった。残虐なシーンが一切なかったのも見やすさ高ポイントです。

上官、妻、ヨンウジン、一体だれが一番「愛に奉仕」したのか?
エンドロール最後に流れるオチまで見ると「あっ、違うかも」と考えが変わって味わい深い、そんな🍑映画です。