生きてる
村を良くするために建てられた巨大なゴミの最終処理場に対して、ほんとうにゴミだったのはどっちだよって話。良くもまあこんな地獄の大パレード。光なんて思ってたより数ミリしか見られなかった。何を光とするかになってきちゃうけど。
スタートと途中の分岐点とラスト。横浜流星の表情がめちゃくちゃわかりやすく変わる。最初から見続けるとやっぱり分岐点がいちばん良い顔してんだよなあ。しあわせでいてよ、ヒーローじゃんか。お願いだからこのままどうか、なんて藤井監督にしてみたら願ってる方が負ける。負けました。
「生きてて良い理由」なんて生命を受けただけで全員持ったって良いんだよ。応募者全員大サービスだろそんなもん。見出すことってなんでこんな難しいんだろうな。みんなクリボーしか出てこない1ステージから始められたらいいのに。
久しぶりに田島亮をスクリーンで観てやっぱり良い塩梅すぎるよなあ。って嬉しくなっちゃった。そして奥平大兼がすこぶる良い。どうにか村なんて抜け出してしあわせになってほしい。
ゴミの最終処理、にこの村のほんとうにゴミみたいな不条理の掃き溜めが溜まりに溜まってそれが溢れ出したんだろう。こんなもん全員悪い。ホイホイと手を挙げて見て見ぬふりして押し付けたあの奥様連中もみんな、みんな。村に生きてるんだったら考えるべきだったんだよ。同調って消えないよなあ。
夢現。起きても現実はやってくるならせめて楽しい夢を見たい。せめてね。
