B級映画を期待して行ったら意外にもちゃんとしてて良い映画でした。下手したら感動して泣いてまうやつ。
「ザ・ウォーク」に並んで高所恐怖症的にたまらんやつやったので、これもIMAX 3Dで観たいやつでした。ペットボトル1本分の手汗をかきました。
鉄塔だけのワンアイデアで106分しっかりもたせるの凄い。
ネジが軋む音、ハシゴが揺れる音、突風が吹き荒む音などサウンドが生み出す恐怖。化粧が落ちていく表情、日焼けしていく肌の色、スクリーンから疲労感が伝わる。配信だと絶対もったいないと思います。映画館マスト案件。
前半の伏線が後半全てきっちり回収されるので、もうお手本のような脚本の上手さ。
適者生存の理論に沿ってストーリーはちゃんと展開するし、否認→怒り→取引→抑うつ→受容と、作品自体が喪の作業の5段階になっていたのも非常に巧みでした。
相方の名前がハンターなので、主人公が何度も名前を呼ぶ時にハンターハンターって字幕なってるのは草でした。