世界の全て
このままずっと、続けばいいのに。
なんて私の3年間は1度も思ったことなかったなぁ。早く終わってしまえ、早く大人になりたい。そんなことばかり考えて「外」に逃げていた。思えばその時間が今じゃ私の「全て」を形成していて。そしたらやっぱりあの3年間は世界の全てだったんだろう。
経験したことがない青い春に目がくらくらした。どこかで交差した道をあっちに進んでいたらこんな時間はあったんだろうか。ちっぽけなことが世界が終わるくらい大切で大事で人生が終わるくらい悩む。そんな素敵なこと、もうできなくなっちゃうのにね。後悔なんて前に進んでしまった大人がするもんだ。悩んで悩んで、それでも悩んで。いつかきっと笑い話になってる、はず。
とにもかくにも森崎のことが好きになる。わたしも全世界に「どうだ！」って言っちゃうわこんなん。3年間の全てを森崎が包み込んでくれて、ちゃんと浄化して流してくれる。とんでもねえな佐藤緋美。
この前まで高校生役やってなかったっけ！？と思ったら藤原季節さんも安定。良すぎて出て10秒で私もすぐに左手薬指見ちゃったもんね！そりゃ見るだろ！
たった2日間。されど2日間。
時間にすると48時間って割とあっという間なくせに、こんな濃密な時間だなんて。やっぱ今を生き急ぐような大人になんかなるもんじゃないな。でも仕方ない、なっちゃったんだもん。せめて「言わなかった」はこれから先も残さないように。したいけどね〜！なかなかね〜！言えないもんだよね〜！
卒業、おめでとう。
どうかこれからの道が困難で辛いところもあるかもしれないけど、それでも素敵な道でありますように。
