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カミングスーンのizuのレビュー・感想・評価

カミングスーン(2008年製作の映画)
3.4
そのシーンを見たら...

映画館で映写技師をしているシェーンは、金に困り同僚と共に新作ホラー「復讐の霊魂」をビデオに録画し海賊版を流出させようとする。しかし、その作業中に同僚は次々に失踪。さらに、この映画館内で映画の内容と同じ怪奇現象が次々と起こり始める。一体この原因は...?

タイ産のほら~。
「復讐の霊魂」は、口は裂け、肌には火傷のような跡まみれ、さらにはちょっと禿げている老女が幼い子供達を誘拐しては自分の子供だと思い込み、目玉をくり抜き共に暮らすという内容。

作りは超正統派ホラーでめちゃくちゃ真面目。展開も良い意味でも悪い意味でもよくあるもので、恐怖描写はそれなりに多め。
この口裂け火傷おハゲさんが本作のメインとなる’’怪異’’なわけだけど、最初のうちは中々に不気味で気持ち悪いな~と思っていたんだけど、本当にずっとこのキャラ一点張りで突き通すから次第に慣れて怖く無くなってくる。

映画館内で老女の首吊りが見えたり、隣にいたり色々迫ってきたり。一番印象に残ってるのは、自分の口を思いっきり上下に裂く所。インパクトあったけど正直CGもちゃっちいしなんか笑えてきた....

とまあ、この「呪い」の原因を突き止めるパートもそこまでダルくなく、テンポはわりと良さげに進んでいたと思います。
ただ、「デーン!ドーン!」なジャンプスケアがあまりにも多いのでいちいちビックリする。制作陣はビックリ=怖いではないということに気づいていないのかも。

若干不満げなレビューになってはしまいましたが、個人的には全然楽しめる良ホラーだとは思いました。サクサク進むし恐怖描写も多いしでザ・ホラー好き!という方は目を通してみても損はないかも。

視聴 2023年12月15日
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