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本作は「ふたりのまち」という上映企画の中で、『春の結晶』と併映される形で上映された作品である。二つの作品に共通する点として、「ふたりで写真を撮ること」が重要なモチーフであると思われ、同時上映されるこ…
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あたたかで繊細な質感の時間が流れる映画。
写真を撮りたいという理由で嘘をつく。
ものすごく大事なのに、それを伝えられないし、もしかしたら大事なことにもあまり気付けない。
兄弟ってほんとに不思議な関係…
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窓に亡くなった祖母や若かれし
父の写真を沢山貼っていく。
その沢山の写真が引きの映像になった時に
それらの写真がひとつのスバメの巣に思えた。
そして最後に姉が主人公に
「一緒に写真を撮ろう」と。…
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この映画は家という集る場所を失い新たな場所を作る物語である。
失った者たちは、自ら能動的に新たな場所を作らなければならない。そこに気付く迄の物語。
主人公の弟はその事に自覚的になれない男。結婚にも…
別れること離れることが変化だとして、変わらないままがいいからって泣きそうになる気持ちすごくわかる。前を向いてなんて月並みな言葉ではなく、とにかく 周りの有り難いものに向き合う大切さを教えてもらったみ…
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潮風と酸化
変化の波に後退る青年が無形の帰る場所を見つける
一年に一度帰れればいい場所
日記の最後に書いてあったこと
最後に撮っていたであろう写真
しまっておきたい
ふと思い出してこんなかなって思い…
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トレイラーに惹かれ、池袋シネマ・ロサにて「春の結晶」との同時上映特別企画「ふたりのまち」として鑑賞。家族と離れての生活に慣れると、家族と連絡を取りたくない時期や、それによって居場所が無いと感じる時期…
>>続きを読む長らくの間楽しみにしていた本作。開始と同時に気づく映像の秀逸さ。最後までカメラマンの腕が輝く一本。
途中の、窓に写真をペタペタ貼るシーンで「ただでさえ片付けが大変なのにこのタイミングでそれをやるか…