このレビューはネタバレを含みます
よく見る話、よく見るキャラ、よく見る設定、
テンプレのオンパレード。
だがそれでいい、
ヤンキー映画はそれでいいのだ。
あとはアクションとキャラが如何に魅力的なのか、が重要。
さて本作はどうかというと…
まずアクション、
これは昨今の作品では微妙なデキ。
これは演者の動きというよりも、演出や魅せ方がとにかく悪いのが問題。
中途半端なCGや早回しを入れてくるというのもあるが、何よりもカメラワークの悪さとそもそもの殺陣が致命的にダサい。
喧嘩アクションとしてカッコいい場面が一切ない。
スタイリッシュでもなく、泥臭くもなく、ただただ退屈な喧嘩が続く。
なによりラスボスがクソ弱いのが致命的。
あとさ、地面の演者が転がる部分にだけ不自然に配置されてる謎の板材、これやめた方がいいよ。
クッションなのバレバレでめちゃくちゃ冷める。
せめてその場に落ちていても不自然じゃない物にカモフラージュしてよ。
で、次にキャラ。
これは好みによる部分が大きいですが、
個人的には本作のキャラは全員好きになれませんでした。
どいつもこいつもキャラとして魅力に感じる部分がない。
あのさ、声を荒げてばっかりの喧嘩に武器持参する主人公を誰が好きになるわけ？
挙句自分で俺はクズじゃねえって…ダッサ。
ギャグシーンも寒いし、やっぱ品川作品は軒並み肌に合わないわ。
