彦次郎

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレインの彦次郎のレビュー・感想・評価

3.4
毒薬APTX(アポトキシン)4869の開発者が幼児化し灰原哀として身を隠すも行き先不明のミステリートレインで黒ずくめの組織に追い詰められる総集編。アガサクリスティーの『オリエント急行殺人事件』を意識(毛利のオッサンもポワ郎と称している)した作品。ミステリー的には不可能殺人というジャンルになっています。
通常の回ならこれで犯人捜しで終わりですが今作はオールキャストともいえるほど登場人物が彩りを添えてくれます。個人的にはミステリーとサスペンスアクションのどちらかに徹してほしかったですが意外な人物による組織への出し抜き方が鮮やか(普通の推理小説なら反則扱いになりそうな気もするけど)で印象的でした。
いつものオープニングをキチンと灰原哀がやっているところが粋な演出で良かったと思います。
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