時間と空間と生死とあらゆるものが渾然一体となった多義的な世界観を『君たちはどう生きるか』というタイトルでなんとかラッピングを試みた作品
精力的に創作活動ができるうちに自分の全てを出し切りたい、伝えたいことを詰め込みたいという宮崎駿のエゴというのか私情のようなものもあってかおもちゃ箱みたいにさまざまな要素が詰まっていた
80を超えてもなお、物語という装置が変幻自在で自由なものであることを作品を通して証明していることに敬服
分かりづらいこと、理解できないことと映画の良し悪しは相関関係にないと思っているので、分かりづらい部分をむしろ色々な解釈を可能にしてくれるダイナミックな部分として捉えて、私なりの想像を膨らませたい
さて、私はどう生きようか
