＜あらすじ＞
豊(青木崇高)と沙織里(石原さとみ)と娘の美羽が突然いなくなり、3ヶ月が経過した。
娘の行方を捜し続ける2人は、世間の関心も薄れていく中で焦りを感じつつ、唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者砂田(中村倫也)を頼っていた。
そんな中、美羽の失踪当日に沙織里が娘を弟に預けてアイドルのライブに行っていた事がSNSで晒され、沙織里は誹謗中傷を受けてさらに精神的に追い詰められていく・・・
＜感想＞
吉田恵輔監督の最新作という事で気になっていた今作💫
作品としては繋がりがないですが、気持ちを作ってから挑むため、吉田監督作品「空白」の再鑑賞を経て、今作鑑賞しに行きました。
空白もかなり早い段階でどん底に突き落とされますが、今作は既にどん底からのスタートでした😬
予想はしていましたが、終始心を苦しめられるような展開に、感情が揺さぶられまくりました。。
精神的に辛い状況がず～っと続きます💦
なぜ人は見ず知らずの他人に対して誹謗中傷を行うのか…
しかも精神的に追い詰められている人に更なる追い打ちをかけるなんて🗣️
SNSを見なければいいという意見も正しいと思うし、それでもひと時も美羽の事や当日の悔いが晴れない沙織里にとっては何に対しても決して見て見ぬふりをすることは出来ない、したくない、という気持ちもよく分かります。
豊と沙織里の夫婦にとって、苦しい気持ちは変わらない。
でもそれぞれの考え方の違いから、何度も意見がぶつかり合い、相手を批判してしまう。
それが観ていてとても辛かったです😓
今作で最も印象的だったのは石原さとみさんの演技✨
個人的には彼女の出演作品の中でも間違いなく代表作になるであろう、素晴らしすぎる演技を披露していて、あまりの凄さに鳥肌が立ちました😨
中盤以降、幾度となく涙が溢れたし、途中嗚咽しそうになりました😭
「空白」からすぐさま今作ではなく、「神は見返りを求める」を経てから今作を手掛けるという吉田監督の粋な計らいにもやられました😂
今回も完全に魅了されたし、今後の吉田作品にも期待したいです🌈
