西田千夏

ローマの休日 4K レストア版の西田千夏のレビュー・感想・評価

5.0
【2024-99本目】



鑑賞から1ヶ月後にレビュー投稿するだなんて…、本当に最低すぎる。


でも、本当にもう『ローマの休日』を劇場で見ようもんなら「物語のあるモノクロの旅行記」だよね。
一言で言うと。

出てくる所すべて行きたいし、食べたいし、乗りたいし、体験したい!

『ローマの休日』の派生作品が漫画やアニメ、映画などでも多くメディア展開されていることが多いけど、やっぱり何と言ってもローマです。
その時代ならではのローマということもあって、ローマがすごくロマンチックで優雅に見えるの。


「スクリーンで見るのは、きっと最初で最後だろう」と思い、脳内で何度も席のシュミレーションをしたり、映画館でしか味わえない音声に耳を済ませたりして本作を楽しみました。
そして、また1つ夢が叶いました。
Audrey Hepburnの作品を劇場で見ること。
『ティファニー』は見たけど、他にも見たいAudrey作品はあったから。

『暗くなるまで待って』と『麗しのサブリナ』、『噂の二人』も、もし出来たらスクリーンで上映して欲しい!
特に、『噂の二人』は、まさに今を生きる世界中の人に見て欲しいから地上波で放送して欲しいですな〜。笑


他と比べると劣るかもしれんけど、自分の中では結構、Audreyにまつわるドキュメンタリーや本とかを読み漁ったから、本作のアドリブシーンや何テイクも重ねたシーンなどは事前に知ってた。
けど、でも、これらを知った上で鑑賞すると、時代を感じつつも、どれだけ撮影に力を込めていたのかとかとかを身に染みて感じる。
あと、「好きで良かった」「見れて良かった」「本作の役者と監督が彼らで良かった」「いや、彼らじゃないと創り上げらんなかったかもしれない」と色々と感謝の言葉が込み上げてくる。


個人の見解だけど新婚旅行で、ローマを選ぶ人ってきっと『ローマの休日』の影響が割と大きいんだろうな。笑
20世紀の映画を21世紀に。
しかも、日本では時代が進んだ令和に見れているという、(この何か言葉だけ聞くととんでもない体験をしているような気がするけど)奇跡のようなこの時間に私はもう言い残すことは無いと思います(涙涙涙)