桃龍

イ・チャンドン アイロニーの芸術の桃龍のレビュー・感想・評価

4.0
「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」という特集上映で、封切時に見た『バーニング 劇場版』を除き、以下をコンプリートしてから鑑賞。というか、コンプリート必須だった。
『ポエトリー アグネスの詩 4K レストア』
『シークレット・サンシャイン 4K レストア』
『オアシス 4K レストア』
『ペパーミント・キャンディー 4Kレストア』
『グリーンフィッシュ 4K レストア』

このドキュメンタリでは、イ・チャンドン監督がロケ地などに赴き、各作品の意図や裏話を新しい順に語る。この逆順も"時間"にこだわる監督ならではだろう。
出演した子役が「ハリー・ポッターのスネイプ先生に見えた」と言っている。韓国映画には、こんな凄い"先生"がいたのか。まだしばらく日本は韓国の後塵を拝すことだろう。

「映画は人生の闇につながる通路」だという。
この6本の通路を、もっと早く知りたかった。
桃龍

桃龍