アメリカン・フィクションのchaooonのレビュー・感想・評価

今年度アカデミー賞🏆作品賞含む5部門ノミネート作品✨

落ち目の黒人小説家モンク✍️皮肉的で侮蔑的な意味を込めて冗談で書いたステレオタイプな黒人小説が予想外の名声を得てしまう姿を通して、出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたシニカルコメディ🖤

これめちゃくちゃ面白かった〜🤣
かなり思い切った切り口が凄いし、皮肉的にどんどん転がっていく展開がホント上手くコメディになってた👏
自分も正直黒人映画と言えば、重くて辛くて胸を痛める…みたいな作品のイメージが強くて、そういうのありがたがって観てたうちの1人なので😂
そういう作品ももちろん意味深いけど、でも黒人の物語ってそれだけじゃないだろってホントにそうだよなって。

「白人が求めてるのは真実ではなく免罪符」

めちゃくちゃ白人が滑稽に描かれていた😇
いくらなんでも冗談だって気付くだろ？一種の反抗だよ！って感じでモンクが行動を起こしたことが、大絶賛浴びたりして、出版社はバカの集まりだ〜！って流れ。
これって出版業界に関わらずアメリカで起きてることなんだろうな😂

最後はどんな落とし所に！？と思ったら、ホント上手い見せ方！
いろんなラストを提示しつつ、結局それ！？っていうホント最後までシニカルだわ！

人種の問題やLGBTQの絡みもあったり、家族のいざこざあったり、ドラマ的も見どころ色々あるし案外シリアスな部分は泣きそうになるくらい入り込んだし。
でも声出して笑ったところもあってバランス良く楽しんだわ😋