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左手に気をつけろ
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左手に気をつけろの作品紹介

左手に気をつけろのあらすじ

こども警察が左利きをタイホする、幼稚な倒錯と暴力がはびこる時代。それでも大学では昔ながらの映画ゼミがのんびり行われているし、カフェでは恋人たちがデートをし、あやしい女占師は未来の運命を告げ、映画館はいつでも客がまばら…そんななか、神戸りんは行方不明の姉を探す冒険に乗り出すが、たどりついた場所では、マダムロスの狂気の叫びが響きわたる。はたしてりんの運命は?

左手に気をつけろの監督

左手に気をつけろの出演者

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
43分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『左手に気をつけろ』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 前作『だれかが歌ってる』を恵比寿で観た時点で、金井姉妹プロデュースの非常に限定された環境でしか公開しないプライベート・フィルムに近いものかと思ったし、正直言って京都行きまで真剣に考えていたのだが、43分の中編がこうして東京国際映画祭で上映されるラインナップに組み込まれたことが大変嬉しい。ということで喜んで土曜日午前の回に馳せ参じたのだが、これが率直に言って強烈な映画体験だった。ドキュメンタリーである『こどもが映画をつくるとき』で監督が会得した新機軸である子供の躍動を切り取るというスタイルからまずはスタートする。コロナ禍のパンデミックの時期、12歳以下の子供たちは重症化しない体質を持ち、どういうわけかコロナ患者を嗅ぎ分ける能力を持つという心底とち狂った設定で、こどもたちがいわば自粛警察さながらに密告者のようになっているという奇抜な設定が何とも言いようがない不安を掻き立てる。とはいえ井口監督のカメラはそのような不穏さをフレームの前で見せることなく、あくまで『こどもが映画をつくるとき』同様に無邪気なこどもたちの躍動をカメラの前に据えるのだ。

 十手を持って公園内を、住宅街の曲がり角を曲がるこどもたちの躍動が持つ無邪気な活劇性は、男と女のすれ違いの青春群像劇に見事な彩りを加える。冒頭の「よ~い、スタート」に始まり、公園内の土を俯瞰で据えた驚くべきファースト・ショットからとにかく音がひねり上げるようなボリュームで迫り来る。コロナ禍のある種の躁状態のように、ストレスが一瞬で吹き飛ぶような鼓膜に痛い音像がいま猛烈に痛点を刺激する。ジョン・カーペンターの『光る眼』ばりの恐怖とも恍惚ともどちらにも取りうるような表現を取る。然しながらその後の拍子抜けする様な男と女のすれ違いは井口監督らしい実に瑞々しい表現で胸に迫る。どうやら今作は『だれかが歌ってる』の正式な続編のような相似形のようなスタンスを据える。出て来るカフェは同じで、主のような北口美愛の再登場もある。主人公(名古屋愛)はコロナ禍に仲の良かったはずの姉を探すものの、彼女の消息は途絶えたままだ。ところが占い師に運命の出会いを促された主人公は姉の捜索から脱線し、ボーイ・ミーツ・ガールな出会いを追い求める。都市における異性同士のすれ違いを映画館を中心に描く井口奈己の判断が舌を巻く。終盤、突如登場したジャン=リュック・ゴダール『ウイークエンド』ばりの心底とち狂ったThe Shaggs~ESGを思わせるガールズ・バンドの怪気炎が凄まじい。正直言って私は大川景子さんの編集よりも井口監督の攻めた編集の方が好みで、そこも嬉しかった。
ギルド

ギルドの感想・評価

3.0
【左利きの大人が暴れる子供に狩られる姿、撮りてぇなぁ】【東京国際映画祭】
■あらすじ
左利きが媒介するウイルスが蔓延し、こども警察により取り締まられる世界で、失踪した姉を探す主人公・りん。偶然出会った運命の人と世界を変えていけると思い込むが…。

■みどころ
前衛的な作品でした。

子供が暴れる映像、大人が子供に狩られる映像を撮りたい目的から作られ、エミール・コール&ジョン・カーペンター、ジャン=リュック・ゴダール「ウィークエンド」から着想を得た作品。

「左利きが狩られても良いかな」なやりたい事を映画に落とし込んだ映画で、自販機でうっかり左利きで左手が出てしまうシーンは良かったです。そうした仕草と子供警察が大人を取り締まる荒唐無稽さな所は面白かったです。

映画は失踪した姉を探すりんを主人公に、様々な場所を転々とする話がメインになる。

喫茶店で飴をもらった女の子とばったり会ったり、ユーロスペースで知らない男の人に缶ジュースをもらったけど、「その男がファム・ファタールで本当の人なんだよ」と言われて追跡するなど様々なシーンが挿話されていく。

コンセプトが面白いだけに話とコンセプトが「やりたいことをなだらかに一直線にしました」という気概故にあんまりマッチしていないように感じてそこが惜しいと思いました。

絵の圧がとにかく強い部分を除けば、やってる事がスサンネ・ビア「バード・ボックス」と同じなのでは?とも思った。

P.S.
東京国際映画祭、5回参加して5回ともに普段の映画館では見たことないレベルのマナーの悪さが目立っている。

自衛するしかないのかなと思って、映画上映中のビニール袋のガサガサ音対策に耳栓を付けてたけど、耳栓付けても終盤のゴダール「ウィークエンド」オマージュのシーンがうるさく感じるのは草でした。

改めて耳栓を付けてる事に感謝した瞬間です。
世界が狭すぎていやになる。
金井姉妹はなんなのか。ゆっるーい意味しかない。

『左手に気をつけろ』に似ている作品

青春残酷物語

上映日:

1960年06月03日

製作国:

上映時間:

96分

ジャンル:

3.7

あらすじ

女子高生と大学生、若い2人の無軌道な愛は性急で、瑞々しくも痛々しい。やり場のない怒りが暴発し、 お互いを、自身を傷つける。「青春」とはいったい何なのか? 大島渚、28歳の衝撃作であり、…

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